仕事上、予め伝えざるを得ない関係性の方々および一部の友人達にはお知らせ済みではあるが、いちいち誤魔化しや嘘をつくのが面倒となってきたので告白‥
私は7月10日に直腸癌の手術を経て「オストメイト(人工肛門保有者)」になりました。永久造設のストーマ(人工肛門)となるので、世間的には身体障害者手帳保持者となりました。※身障者手帳は未だ発行されておりません。来月ぐらいに発行される予定。
ことの成り行きは、名古屋市が実施しているガン検診を受けたところ、ガンの恐れがあるとの診察を受け、かかりつけ医から名古屋医療センターの紹介を請けて様々な検査を経て手術&入院となった訳。それにしても、癌の告知というものはあっけなかった。診察室へ入るなりに担当医から「癌だわ、癌!すぐに手術しないと。」と、こちらの心の準備をする暇もなくハッキリと単刀直入に伝えられた。テレビドラマで見てきたような、家族に内緒で伝えるようなこともなく、奥歯に挟まったような曖昧な表現をするのでもなく、それはあまりにもストレートだったのが驚いた。
手術は「内視鏡手術支援ロボット(ダビンチ)」による患部の切除手術で行われるとのこと。手術前の説明でストーマ造設の可能性があるとは聞いてはいた。が、実際に目にすると悲しくて悲しくて‥永久造設のストーマ(人工肛門)ということで、当然ではあるが長い期間連れ添った肛門もなくなってしまった。
手術は10時間を超えるような大手術で、すでに「ステージⅢ」とリンパまで転移が見られたためにお腹の中はスッカスカになってしまったような状態。おかげで体重も10kg以上減ったのはありがたいが。
退院はしたものの、今後は外来での抗癌治療が続く予定。ガン手術に併せて、酒もタバコも止めてしまい楽しみが随分と減ってしまったなぁ。まぁ、自分としては現実を受け入れるしか生き続けることができないわけで、今後は抗癌治療で髪の毛や様々な体毛までもが奪われてしまうんだろうな‥ちょっと寂しいけど、身体中のムダ毛が綺麗サッパリと抜け落ちてくれると考えれば、ある意味気持ちのいいことなのかも。
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